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Oyabe Local Mail
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小矢部の地元のお店、人にスポットを当てて、紹介するメールマガジン
Oyabe Local Mail 第166号
───────────────
創刊:2009/05/01
今回ご紹介するのは、小矢部の駅前に、「おやべの小さなビストロ、マルカッサン」をオープンされた新井博子さん。
ビストロとは、気軽に来てもらえるような庶民的な食堂のこと。

高校卒業後、京都の調理師専門学校に進学。卒業と同時に専門学校の西洋料理の実習助手として就職。
その後、京都木屋町にあるワインダイニングに就職。
「舞妓さんが来るような京フレンチのお店。」
「和風の懐石につながるようなフレンチ。」
「この時の経験が、自分のベースになっています。」
10年間京都で過ごしたあと、台湾へ。
「ちょうど30歳というタイミングでもあり、ちょっとした人生の夏休みな感じでいきました。」
「カフェ風の和食のお店のシェフとして2年間、その後会社を立ち上げて、2年半台湾で働きました。」
ただ、もう一度フレンチをやりたいと、日本で自分のやりたいペースでできる地元に戻ることを決意。
マルカッサンのある場所は、実家だった場所。

新井さんは3人兄弟。
妹は、カナダで結婚してカナダに住んでいる。
陶芸家でもあり、お店のパン皿は妹が焼いた。
自分の作品が使われる現場も知りたいと京都でフレンチのお店で働いた経験もある。
マルカッサンの店舗の飾り付けなども手伝ってくれた。
弟は、金沢で調理師の勉強をしたのち、京都でイタリアン、肉屋で働き、今は小矢部で設備会社で働いている。
お店の設備周りをしてくれた。
「ちなみに、父は若い頃スイスでホテルの勉強をし、金沢でバーテンダーをしてた。」
「母親は金沢のホテルのキャッシャーだったんです。」

家族みんなが集結すると、お店がまわる。
「それもひとつの夢だったんです。」
「家族がみんな揃って何か活かせる場があること。」
マルカッサンは、夢をカタチにした場所でもあるのだ。
「実は祖父もすごく変わってたんです。」
「父がスイス行くならと、祖父はドイツの日本人学校へ行ったんです。」
「70歳を超えてから、ひとりで「ちょっとエジプト行ってくる」って出かけたり。」
「父もそれを聞いて「おう分かった」って済ますような感じ。」

みんな自由で、自分で決めてやっていく。
好きなことをやりながら、それでも家族が集結できる。
これが新井家の特徴だ。
子どもの頃から家庭料理で特別だなと思うは二つ。
ひとつは、冬の定番、チーズフォンデュ。
父がスイスで好きだったのか、専用の調理器具も揃っている。
もうひとつが、おばあちゃんが作る骨付き鳥もも肉。
それを家族みんなでナイフとフォークで食べる。
そんなところからも西洋料理への憧れは育まれた。
「マルカッサンの意味はうりぼう、猪の子ども。」
「私の干支なんです。」

お店で利用する食材は、小矢部または富山県内の食材を選ぶように心掛けている。
「食材を作っている人の想いをお客さんに伝えやすいのは、地元のもの。」
「また、私が小矢部で手に入る食材を使ってフレンチの料理を振る舞うことで、驚きが生まれる。」
「いつも見慣れている食材を違う角度から見ていただける。」
小矢部には、食にポイントを当ててゆっくり食べてもらえる場所は少ない。
ヤーコン等、新しい小矢部の野菜を伝えていくことも大事な役割だ。
「できるところから地元の食材を利用して、そこから人のつながりで徐々に広げていきたい。」
自由とつながり。
この二つの関係は重要だ。
どちらかのために、どちらかが犠牲になることは好まない。
これは父からの遺伝のようなもの。

「お店を評価してもらって来てもらいたい。」
「本当に来てくれた人がおいしかったよって純粋に思ってくれて広まっていきたい。」
今大切にしている純粋な気持ちだ。
▼おやべの小さなビストロ マルカッサン
富山県小矢部市石動町5-31
_____________________________
▼Oyabe Local Mail
地域に埋もれた暗黙知を集め、クロスメディアを通じて発信。
http://oyabelocalmail.blog27.fc2.com/
▼LiTa Oyabe ELABO
未来に向けたシナリオを描くコミュニティスペース。プロボノやマイプロジェクトを推進する情報発信基地。
https://www.facebook.com/ELABO.LiTaOyabe
■ Oyabe Local Mail発行責任者
やましな しげる
■ 連絡先
北陸三県ありがとうプロジェクトを通じて、小矢部で伝説を作り、奇跡を起こす
〒932-0821 小矢部市鷲島37-2 ヤマシナ印刷株式会社
tel.0766-67-627 fax.0766-68-1789
info@yamasina-print.co.jp
http://www.yamasina-print.co.jp/
Oyabe Local Mail 第166号
───────────────
創刊:2009/05/01
今回ご紹介するのは、小矢部の駅前に、「おやべの小さなビストロ、マルカッサン」をオープンされた新井博子さん。
ビストロとは、気軽に来てもらえるような庶民的な食堂のこと。

高校卒業後、京都の調理師専門学校に進学。卒業と同時に専門学校の西洋料理の実習助手として就職。
その後、京都木屋町にあるワインダイニングに就職。
「舞妓さんが来るような京フレンチのお店。」
「和風の懐石につながるようなフレンチ。」
「この時の経験が、自分のベースになっています。」
10年間京都で過ごしたあと、台湾へ。
「ちょうど30歳というタイミングでもあり、ちょっとした人生の夏休みな感じでいきました。」
「カフェ風の和食のお店のシェフとして2年間、その後会社を立ち上げて、2年半台湾で働きました。」
ただ、もう一度フレンチをやりたいと、日本で自分のやりたいペースでできる地元に戻ることを決意。
マルカッサンのある場所は、実家だった場所。

新井さんは3人兄弟。
妹は、カナダで結婚してカナダに住んでいる。
陶芸家でもあり、お店のパン皿は妹が焼いた。
自分の作品が使われる現場も知りたいと京都でフレンチのお店で働いた経験もある。
マルカッサンの店舗の飾り付けなども手伝ってくれた。
弟は、金沢で調理師の勉強をしたのち、京都でイタリアン、肉屋で働き、今は小矢部で設備会社で働いている。
お店の設備周りをしてくれた。
「ちなみに、父は若い頃スイスでホテルの勉強をし、金沢でバーテンダーをしてた。」
「母親は金沢のホテルのキャッシャーだったんです。」

家族みんなが集結すると、お店がまわる。
「それもひとつの夢だったんです。」
「家族がみんな揃って何か活かせる場があること。」
マルカッサンは、夢をカタチにした場所でもあるのだ。
「実は祖父もすごく変わってたんです。」
「父がスイス行くならと、祖父はドイツの日本人学校へ行ったんです。」
「70歳を超えてから、ひとりで「ちょっとエジプト行ってくる」って出かけたり。」
「父もそれを聞いて「おう分かった」って済ますような感じ。」

みんな自由で、自分で決めてやっていく。
好きなことをやりながら、それでも家族が集結できる。
これが新井家の特徴だ。
子どもの頃から家庭料理で特別だなと思うは二つ。
ひとつは、冬の定番、チーズフォンデュ。
父がスイスで好きだったのか、専用の調理器具も揃っている。
もうひとつが、おばあちゃんが作る骨付き鳥もも肉。
それを家族みんなでナイフとフォークで食べる。
そんなところからも西洋料理への憧れは育まれた。
「マルカッサンの意味はうりぼう、猪の子ども。」
「私の干支なんです。」

お店で利用する食材は、小矢部または富山県内の食材を選ぶように心掛けている。
「食材を作っている人の想いをお客さんに伝えやすいのは、地元のもの。」
「また、私が小矢部で手に入る食材を使ってフレンチの料理を振る舞うことで、驚きが生まれる。」
「いつも見慣れている食材を違う角度から見ていただける。」
小矢部には、食にポイントを当ててゆっくり食べてもらえる場所は少ない。
ヤーコン等、新しい小矢部の野菜を伝えていくことも大事な役割だ。
「できるところから地元の食材を利用して、そこから人のつながりで徐々に広げていきたい。」
自由とつながり。
この二つの関係は重要だ。
どちらかのために、どちらかが犠牲になることは好まない。
これは父からの遺伝のようなもの。

「お店を評価してもらって来てもらいたい。」
「本当に来てくれた人がおいしかったよって純粋に思ってくれて広まっていきたい。」
今大切にしている純粋な気持ちだ。
▼おやべの小さなビストロ マルカッサン
富山県小矢部市石動町5-31
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地域に埋もれた暗黙知を集め、クロスメディアを通じて発信。
http://oyabelocalmail.blog27.fc2.com/
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未来に向けたシナリオを描くコミュニティスペース。プロボノやマイプロジェクトを推進する情報発信基地。
https://www.facebook.com/ELABO.LiTaOyabe
■ Oyabe Local Mail発行責任者
やましな しげる
■ 連絡先
北陸三県ありがとうプロジェクトを通じて、小矢部で伝説を作り、奇跡を起こす
〒932-0821 小矢部市鷲島37-2 ヤマシナ印刷株式会社
tel.0766-67-627 fax.0766-68-1789
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