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大谷中学校14歳の挑戦
この記事は14歳の挑戦の一環として大谷中学校の生徒が取材をして記事を書きました。
小矢部の地元のお店、人にスポットを当てて、紹介するメールマガジン
Oyabe Local Mail 第174号
───────────────
創刊:2009/05/01
14歳の挑戦4日目。
僕達は、小矢部市の芹川にある釜井仏壇店に取材に行きました。


最初に仏壇を分解するところを見せてもらいました。
仏壇が分解できることに驚きました。
「仏壇には分解できる組み立て型とクギで固定しているものがあるんだよ。組み立て型の方が高いんだけどね(笑)」

次は分解した仏壇を洗う作業に移りました。
まず、桶に熱いお湯と水酸化ナトリウムを混ぜたものを作り、そのお湯に分解した仏壇をかけました。
すると一瞬で汚れが落ちました。水酸化ナトリウムをかけた瞬間に汚れが落ちるのが気持ちよかったです。
水酸化ナトリウムが強すぎると仏壇の木を傷めるので調整が難しいです。
乾かす時は直射日光を長く当ててしまうと仏壇が傷んでしまいます。
そこが職人技で、天気も関わってくるのですが、時間をかけて仏壇を傷めることなく乾かすそうです。
仏壇を大切にすることに魂を込めているなと思いました。


作業が終わり、釜井さんにいくつか質問をしてみました。
Q どうして仏壇の仕事をしようと思ったのですか?
「釜井仏壇店っていうのは、家業で子供のころから物作りの経験があったので、後を継ごうと思いました。」
Q 僕(小橋)の大事にしている言葉は『有言実行』なのですが釜井さんの大事にしている言葉は何かありますか?
「『一期一会』ですね、僕は仕事とかそれ以外でも人と出会う事が好きで、出会わなかったら、すれ違っても挨拶や会話が生まれないでしょ。」
「だから人と関係を持つことが好きですね。」
Q 僕達は部活動で挨拶とチームワークを心掛けているのですが、仏壇の仕事で心掛けていることはありますか?
「仏壇って何十年も大事にされてきたものだから、きれいにはするんだけど、何かを足したりして元の雰囲気を壊さないように洗っています。」
Q 仏壇店での仕事での生きがいは何ですか?
「仏壇を綺麗に修復して、お客さんに喜んでもらえた時です。」
Q 今まで仕事をした中で一番感動したエピソードは何ですか?
「三年前にテレビで富山刑務所の受刑者のインタビューを見ていたら、インタビューよりも後ろに映っていたボロボロの仏壇が気になって、刑務所まで『修理させてもらえませんか?』って訪ねたんだよ。」
「最初は何か悪いことをしようとしているんじゃないかって疑われたけど、どうしてそう思ったのかとか感想文を書いたりしたら、やっと許可が下りて修理することができたんだ。」
「そうすると、受刑者の人からすごく感謝されて、受刑者の中の模範生と話をすることになったんだ。」
「そこで、受刑者に人生も仏壇と一緒で時間をかけて丁寧に自分と向き合えば、また元通りになるよと伝えられたときが一番感動したね。」

Q 釜井さんは稼いだお金を何に使いますか?
「その時その時で変わって、若いときは自分、結婚してからは家族、今は、地域のために使っているよ」
Q 僕(小橋)はユーチューバーになりたいのですが、そのためにしておいたほうが良いことは何ですか?
「今のうちに、たくさんの体験をして面白いことを探すといいと思うよ。」
「でもそれが絶対に叶うわけじゃないから自分のできそうな仕事も考えておいたほうがいいよ。」

夢は絶対叶うわけではないので多くの仕事に触れ、考えておくことも大切だと学びました。
仕事をする上で人との出会いを大切にすることが大事になってくると気づきました。
今回で仕事での大切なことが明確になり、とても参考になりました。
ありがとうございました。
_____________________________
▼Oyabe Local Mail
地域に埋もれた暗黙知を集め、クロスメディアを通じて発信。
http://oyabelocalmail.blog27.fc2.com/
▼LiTa Oyabe ELABO
未来に向けたシナリオを描くコミュニティスペース。プロボノやマイプロジェクトを推進する情報発信基地。
https://www.facebook.com/ELABO.LiTaOyabe
■ Oyabe Local Mail発行責任者
やましな しげる
■ 連絡先
北陸三県ありがとうプロジェクトを通じて、小矢部で伝説を作り、奇跡を起こす
〒932-0821 小矢部市鷲島37-2 ヤマシナ印刷株式会社
tel.0766-67-627 fax.0766-68-1789
info@yamasina-print.co.jp
http://www.yamasina-print.co.jp/
この記事は14歳の挑戦の一環として大谷中学校の生徒が取材をして記事を書きました。
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僕達は、小矢部市の芹川にある釜井仏壇店に取材に行きました。


最初に仏壇を分解するところを見せてもらいました。
仏壇が分解できることに驚きました。
「仏壇には分解できる組み立て型とクギで固定しているものがあるんだよ。組み立て型の方が高いんだけどね(笑)」

次は分解した仏壇を洗う作業に移りました。
まず、桶に熱いお湯と水酸化ナトリウムを混ぜたものを作り、そのお湯に分解した仏壇をかけました。
すると一瞬で汚れが落ちました。水酸化ナトリウムをかけた瞬間に汚れが落ちるのが気持ちよかったです。
水酸化ナトリウムが強すぎると仏壇の木を傷めるので調整が難しいです。
乾かす時は直射日光を長く当ててしまうと仏壇が傷んでしまいます。
そこが職人技で、天気も関わってくるのですが、時間をかけて仏壇を傷めることなく乾かすそうです。
仏壇を大切にすることに魂を込めているなと思いました。


作業が終わり、釜井さんにいくつか質問をしてみました。
Q どうして仏壇の仕事をしようと思ったのですか?
「釜井仏壇店っていうのは、家業で子供のころから物作りの経験があったので、後を継ごうと思いました。」
Q 僕(小橋)の大事にしている言葉は『有言実行』なのですが釜井さんの大事にしている言葉は何かありますか?
「『一期一会』ですね、僕は仕事とかそれ以外でも人と出会う事が好きで、出会わなかったら、すれ違っても挨拶や会話が生まれないでしょ。」
「だから人と関係を持つことが好きですね。」
Q 僕達は部活動で挨拶とチームワークを心掛けているのですが、仏壇の仕事で心掛けていることはありますか?
「仏壇って何十年も大事にされてきたものだから、きれいにはするんだけど、何かを足したりして元の雰囲気を壊さないように洗っています。」
Q 仏壇店での仕事での生きがいは何ですか?
「仏壇を綺麗に修復して、お客さんに喜んでもらえた時です。」
Q 今まで仕事をした中で一番感動したエピソードは何ですか?
「三年前にテレビで富山刑務所の受刑者のインタビューを見ていたら、インタビューよりも後ろに映っていたボロボロの仏壇が気になって、刑務所まで『修理させてもらえませんか?』って訪ねたんだよ。」
「最初は何か悪いことをしようとしているんじゃないかって疑われたけど、どうしてそう思ったのかとか感想文を書いたりしたら、やっと許可が下りて修理することができたんだ。」
「そうすると、受刑者の人からすごく感謝されて、受刑者の中の模範生と話をすることになったんだ。」
「そこで、受刑者に人生も仏壇と一緒で時間をかけて丁寧に自分と向き合えば、また元通りになるよと伝えられたときが一番感動したね。」

Q 釜井さんは稼いだお金を何に使いますか?
「その時その時で変わって、若いときは自分、結婚してからは家族、今は、地域のために使っているよ」
Q 僕(小橋)はユーチューバーになりたいのですが、そのためにしておいたほうが良いことは何ですか?
「今のうちに、たくさんの体験をして面白いことを探すといいと思うよ。」
「でもそれが絶対に叶うわけじゃないから自分のできそうな仕事も考えておいたほうがいいよ。」

夢は絶対叶うわけではないので多くの仕事に触れ、考えておくことも大切だと学びました。
仕事をする上で人との出会いを大切にすることが大事になってくると気づきました。
今回で仕事での大切なことが明確になり、とても参考になりました。
ありがとうございました。
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